2013年07月16日
「めざせ! 金メダル」国際化学オリンピック日本代表壮行会
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学会、「夢・化学-21」委員会
右から岡本、羽根渕、福永、正田のみなさん

「夢・化学-21」委員会(日本化学会、化学工学会、新化学技術推進協会、日本化学工業協会で構成)及び日本化学会は13日、第45回国際化学オリンピックロシア大会の日本代表壮行会を東京・お茶の水の化学会館で開催し、代表4人を激励した。

日本代表は、岡本浩一・大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎3年、羽根渕高弘・愛知県立岡崎高等学校3年、福永隼也・白陵高等学校2年、正田浩一郎・白陵高等学校2年の4人で、3000人を超える昨年夏の高校化学グランプリを勝ち抜いてきたエースたち。

壮行会では、来賓挨拶で松尾泰樹・文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課長が「70カ国以上の参加国があるわけで、これら参加者との交流に努めてほしい」、茂木正・経済産業省製造産業局化学課長が「プレッシャーを多く感じると思うが、プレッシャーを楽しんできてほしい。
参加者との交流も積極的に進めてほしい」と、激励した。

引き続き、化学グランプリ・オリンピック委員会委員長から「国際化学オリンピック」の概要説明が行われ、派遣生徒への花束・国旗贈呈が行われた。

代表生徒たちも一人ずつ挨拶。岡本浩一さんは「交流は苦手だが、素晴らしい機会なので積極的にやっていきたい」、羽根渕高弘さんは「自分の殻を破って挑戦してきたい」、福永隼也さんは「各国の生徒たちとの交流も、本番の試験も楽しんできたい」、正田浩一郎さんは「合宿では、高いレベルの環境で好きな化学を学べたが、本番ではこの経験を形にできればと思います」と、それぞれ熱く語った。

ロシア大会は、7月15日から23日まで、モスクワのモスクワ大学で行われ、約70カ国・地域の代表約280人が、それぞれ5時間に及ぶ実験問題、筆記問題に挑戦する。

日本代表選手は、2012年開催のアメリカ大会(ワシントンD.C)では金メダル2個、銀メダル2個の好成績を挙げた。