2013年07月31日
帝人ファーマ、米社と自己免疫疾患治療薬の共同研究契約
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人ファーマ

帝人ファーマ(本社・東京都千代田区、宇野洋社長)は31日、米国のアムジェン社(本社・カリフォルニア州)との間で、関節リウマチや乾癬、多発性硬化症などの新規自己免疫疾患治療薬に関する共同研究契約と、開発・製造・販売に関するオプション契約を締結したと発表した。

帝人ファーマは、自己免疫疾患治療薬となり得る革新的な新薬を早期に創製し、その価値の最大化を図るため、自己免疫疾患領域における高度な研究開発ノウハウやグローバルな開発力を有するアムジェン社と提携した。

共同研究の内容は、両社がこれまで蓄積してきた研究成果に基づき、自己免疫疾患を誘発するTh17細胞の分化・制御を担う受容体タンパク質「RORy」の活性を阻害することで自己免疫疾患を治療するという、これまでにない新しい作用機序を有する化合物の創製に向けて、共同で研究を推進していく。

オプション契約は、同社が共同研究により創製された化合物の日本における開発・製造・販売権を取得し、アムジェン社が同化合物の日本を除く全世界における独占的な開発・製造・販売に関するオプション権を取得する内容となっている。