| 2013年08月09日 |
| 生物研、角膜構造を再現した培養モデルで安全性試験法を開発 |
| 【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:なし |
農林水産省の農業生物資源研究所(生物研)は9日、国立医薬品食品衛生研究所、関東化学と共同で、動物を使用しない、眼に対する化学物質の新たな安全性試験法の開発に成功したと発表した。 研究グループは、生物研が開発した牛由来のコラーゲンによる「コラーゲンビトリゲル」という新素材を使って、ヒトの角膜上皮細胞を培養し、およそ6層に重なるまで増殖させて「ヒト角膜上皮」の構造を再現した培養モデルを作製した。さらに、この培養モデルを用いて眼に対する安全性を評価するための新しい「眼刺激性試験法」を開発した。 この試験法では、化学物質を投与した際の電気抵抗値の変化を指標として、化学物質の刺激性の強さを測定する。ウサギの眼の角膜の白濁、腫れや細胞死を指標としていた従来法に比べ、迅速、高感度で再現性の高い試験結果が得られた。 この試験法は動物を用いずに安全性が判断でき、また刺激性のより少ない、安全な化粧品などの開発を可能とする実験法として活用されることが期待される。 |