2013年09月09日
田辺三菱製薬、インドネシア・バンドン工場に新製剤棟
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:田辺三菱製薬

田辺三菱製薬は9日、連結子会社のタナベインドネシア(本社:インドネシア ジャカルタ首都特別州)が生産能力の増強と、PIC/s-GMP(注)への対応を目的として、バンドン工場内に製剤棟を新設すると発表した。

本年9月に着工し、2015年5月稼働開始の予定で、総工費は約8億円。
主要製品である高血圧症治療薬「ヘルベッサー」等の固形製剤の現有生産能力を1.75倍に増強する。

【新製剤棟の概要】
 所在地:Jl. Rumah Sakit 104, Ujungberung,Bandung 40612, Indonesia
 着工:2013年9月
 竣工:2014年8月 稼動開始:2015年5月(予定)
 規模:地上3階建(建築面積 約1,200m2、延床面積 約2,800m2)
 総工費:約8億円(予定)

<用語の解説>
■PIC/s-GMP(医薬品査察協定及び医薬品査察協同スキーム)とは:
 GMP査察分野における各国加盟当局の相互協力、GMPのハーモナイゼーション、査察システムの統一などをはかり、世界標準のGMP基準及び査察当局の品質システムを通じ国際的な開発・実施・維持を目的として検討が進められているもの。
 「PIC/S」とは、PIC(医薬品査察協定:Pharmaceutical Inspection Convention)とPIC Scheme(医薬品査察共同機構:Pharmaceutical Inspection Cooperation Scheme)の統合呼称であり、各国政府や査察機関の間のGMPにおける協力機関。