2013年09月12日
農研機構、勾配の緩やかな水路で発電できる「水車」開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:なし

農林水産省の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、これまで利用が困難だった勾配の緩やかな開水路の流水のエネルギーを、大きな土木工事を行わずに比較的高い効率で発電できる水車を開発したと発表した。

水車に付けられているカバーの開度を調節することで、水路の水があふれない範囲で水車の上下流の水位差を大きくして、取り出せる流水のエネルギーを作り出す仕組みである。

水路幅0.9メートル、勾配500分の1から300分の1の矩形断面水路で、毎秒236リットルの流量の場合465ワットを発電ができる。エンジン発電機に比べて発電原価を25-30%削減できる。

この装置で発電した電力をバッテリーに蓄えるシステムを農村地域に配置することによって、電気自動車など移動機器への安定した電力供給が可能となる。今回開発した開放型水力利用装置は、農村地域における再生可能エネルギーを利用したスマートビレッジの構築に向けて貢献できると期待している。