2013年10月21日
三菱樹脂アグリ、豪州の植物工場、4倍規模に拡大
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:地球快適化インスティテュート、三菱樹脂アグリドリーム

農業用資材メーカーの三菱樹脂アグリドリーム(MPAD)と地球快適化インスティテュート(TKI)両社は21日、オーストラリアで実証試験中の「太陽光利用型植物工場」での野菜栽培が良好な結果を得たため、生産規模を600平方メートルに4倍増し、収穫した野菜を現地でテスト販売することになったと発表した。

両社は昨年12月、同国のビクトリア州政府が保有するノックスフィールド農業試験場の一部区画(150平方メートル)にMPADが開発した苗の生産システムと葉菜用養液栽培システムを設置し、今春から「太陽光利用型植物工場」の実証試験を行ってきた。

この結果、現地の厳しい環境下でも日本と同じように高品質のホウレンソウなどの野菜が無農薬で栽培できることが実証された。

このため今年12月から植物工場の規模を150㎡から4倍の600㎡に拡大し、生産された野菜をテスト販売していくことにした。栽培した野菜を「ブランド化」し、“洗わずに生で食べられる野菜”として消費者にアピールしていくことも決めた。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1382321889.pdf