2000年03月23日
「東京ペットボトルリサイクル」、4月1日に稼動開始
年間処置能力8,000トン、わが国4基目の大型設備
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:PETボトルリサイクル推進協議会

 東京地区にもPETボトルの大型リサイクル工場が完成した。リサイクル能力は年8,000トン。立地は東京都江東区青海。4月1日から稼動を開始する。
 この装置を運営するのは、荏原製作所70%、PETボトルリサイクル推進協議会30%の共同出資会社「東京ペットボトルリサイクル株式会社」。資本金は1億円。東京都など地方自治体が家庭から分別収集する使用済みPETボトルをフレークに変える。製造されたフレークはシートや衣類の原料として円滑に消化されていく見通し。
 今回の新装置の完成によって、PETボトルの大型リサイクル施設は合計4基となった。すなわち、栃木県南河内郡の「ウィズペットボトルリサイクル」、三重県伊賀町の「よのペットボトルリサイク」、福岡県北九州市の「西日本ペットボトルリサイクル」、そして今回の「東京ペットボトルリサイクル」の4工場である。いずれもリサイクル能力は年8,000トンである。
 これらのほかに1工場2,000トンクラスや3,000クラスの中型装置はかなり存在している。また、「よのペットボトル」が12年度中に倍増設も予定している。このため、12年度に収集されるボトルは円滑に処理されることがほぼ確実と見られている。