2013年10月24日
シンテック・業績好調、上半期純利益 229億円
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:シンテック

米国塩ビメーカー、シンテックの業績好調が続いている。信越化学が24日発表した2013年上半期業績は売上高が前年同期比1.7%増の1,545百万ドル(1,477億円)、経常利益同22.4%増の356百万ドル(341億円)、純利益同23.6%増の240百万ドル(229億円)だった。

米国内の塩ビ他社が公表した今年上半期の業績は、Axiall(旧ジョージア・ガルフ)の経常利益が104百万ドル、ウェストレークの塩ビ部門が営業利益で97百万ドルだった。

信越化学の森社長は記者会見で、シンテック好調の理由の1つに「為替の影響などもあるが、世界最先端の生産設備と圧倒的な販売力が大きい」と指摘した。また金川会長は「シンテックは生産量の約半分を米国内で売り、残りの半分を輸出している。輸出も8割はブラジルなどの中南米、あとはロシアやトルコなど全世界に向けて販売している」と説明した後「下期以降国際市況に多少の変動はあっても市場そのものは底堅い」と、今後の見通しに強い自信を示した。