2013年11月13日
日本錬水、省エネ・低価格の製薬用水システム発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:日本錬水

三菱レイヨングループの日本錬水(本社・東京都千代田区、町田真哉社長)は13日、省エネルギーで低価格の製薬用水システム「アプリファーマ」シリーズの販売を開始したと発表した。

製薬用水とは、医薬品や化粧品、食品の原料水や製造機器の洗浄水として使用される精製水のことで、厚生労働省の定める日本薬局方に準拠した品質管理が要求される。

日本錬水は、従来、製薬用水製造装置をユーザーニーズに合わせてカスタマイズを行って提供していたが、今回発売の製薬用水は、幅広いユーザーに対応する標準規格品として設計したことにより、カスタマイズに係る費用を削減できる。また、還元剤注入式を採用したことで活性炭ろ過器を廃止したため、節水と省エネルギーを実現できた。
システムは、電気再生式精製水製造装置、熱水殺菌対応電気再生式精製水製造装置、精製水製造装置の後工程に用いるUF水製造装置などで構成する。

システムの販売目標は、2015年度25億円である。