2013年11月27日
製薬協、製薬26社の第2四半期決算、増収増益
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本製薬工業協会

日本製薬工業協会は27日、製薬26社の3月期第2四半期(4-9月)決算の概況を発表した。
それによると、売上高は4兆5356億円で前年同期比8.5%の増収(増収23社、減収3社)となった。

国内は売上増加上位品目として新製品や抗体薬の適応拡大品が多く、売上減少上位品目として長期収載品目の売上減少が大きく影響した。海外は、円安効果と大手を中心とした海外事業が伸長した。
売上総利益は3兆397億円で、原価率が33.0%で0.2ポイント上昇したものの、前年同期に比べて8.2%の増加となった。
販売管理費は2兆4133億円で、円安の増加要因と、海外市場への注力により同10.2%増加した。

この結果、営業利益は6263億円で同1.1%増(増益13社、減益13社)、経常利益は6324億円で1.7%増(増益13社、減益13社)といずれも微増にとどまった。

四半期純利益は、経常利益の増益に加えて、特別利益では証券や設備売却に伴う増益のため4334億円で1.3%増(増益17社、減益9社)となった。

通期業績見通しでは、売上高9兆2955億円で前期比2.1%の増収、経常利益は1兆1785億円で同0.1%の減益、純利益は7909億円で1.9%の増益を見込んでいる。