2013年11月29日
経産省速報・10月のプラスチック生産 大幅回復
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:なし

経産省が29日発表した10月の生産動態統計(速報)によると、機能性プラスチックの生産は9樹脂のうち、エポキシ樹脂とポリアミドを除く7樹脂が前年同月を上回った。出荷はエポキシ、メタクリル、ポリカーボネートの3樹脂がマイナス、残り6樹脂はプラスとなった。

出荷を見るとフェノール、ウレタンフォーム、ポバール、ふっ素樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどは2けた台の増加となった。経済環境の好転はあるものの、前年10月が不振だったことも要因とみられる。

<機能性樹脂・10月の実績> 単位:トン (カッコ内は前年同月比 %)

【フェノール樹脂】
・生産     26,664(8.5)
・出荷     25,575(10.1)
・在庫     12,438(▲2.1

【エポキシ樹脂】
・生産     9,704(▲10.9)
・出荷     12,407(▲3.5)
・在庫     12,533(▲10.6)

【ウレタンフォーム】
・生産     18,457(9.1)
・出荷     19,561(10.7)
・在庫      3,602(0.4)

【メタクリル樹脂】
・生産     16,761(19.3)
・出荷     12,928(▲7.6)
・在庫     22,666(3.6)

【ポリビニルアルコール】
・生産     18,611(18.0)
・出荷     17,350(24.4)
・在庫     46,144(8.0)

【ポリアミド系樹脂成形材料】
・生産     17,420(▲6.1)
・出荷     19,192(5.0)
・在庫     35,355(▲5.3)

【ふっ素樹脂】
・生産     2,402(17.5)
・出荷     2,545(20.9)
・在庫     6,017(▲9.8)

【ポリカーボネート】
・生産     21,480(▲13.2)
・出荷     26,625(▲1.8)
・在庫     38,837(▲12.3)

【ポリエチレンテレフタレート】
・生産     61,5963(4.7)
・出荷     42,696(17.5)
・在庫     80,196(22.1)