2013年12月04日
NIMS、粘土鉱物の二酸化炭素「呼吸現象」発見
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物質・材料研究機構(NIMS)は4日、ハイドロタルサイトと呼ばれる粘土鉱物に含まれる炭酸イオンが空気中の二酸化炭素と数日レベルの早い交換を繰り返しており、あたかも粘土鉱物が二酸化炭素を呼吸しているような新現象を発見したと発表した。

今回、NIMSの研究グループは、炭酸イオンを含むハイドロタルサイトを用いることにより、ハイドロタルサイト中の炭酸イオンが空気中の二酸化炭素と数日から1週間程度で入れ替わっていることを初めて観測した。

ハイドロタルサイトに類似した粘土鉱物は天然にも存在することから、この研究成果は炭素循環に関連する地球温暖化や炭素年代測定法のより正確な理解につながると考えられる。

また、ハイドロタルサイトの構造最適化により二酸化炭素の吸着量や交換速度を向上させることで、効率的な二酸化炭素の分離膜や二酸化炭素の還元触媒担体などの次世代材料が開発できると期待されている。