2013年12月11日
三菱レイヨンのCFRP製品、日産スポーツ車に採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱レイヨン

三菱レイヨンは、同社が開発した炭素繊維強化プラスチック(CFRP)部材を使ってPCM法で製作したトランクリッド(自動車のトランクのふた)が、外板部材として初めて、日産自動車の高級スポーツ車「日産GTR」に採用されたと発表した。

三菱レイヨンでは、グループ会社のチャレンヂ社でPCM法による量産体制を整え、11月から製造開始していた。

今回採用されたトランクリッドは、炭素繊維の軽量・高強度の特徴を生かして、アルミ製に比べて重さは約2分の1と軽量ながらアルミ以上の剛性を持っており、高速での走行安定性に優れている。

同社が開発したPCM法は、プレス機を用いた圧縮成形のプロセスで成形サイクルタイムを約10分に短縮した。この結果、自動車向け部材として量産化を可能にした。