2013年12月16日
三菱レイヨン、水環境事業のウェルシィを連結子会社化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱レイヨン

三菱レイヨンは16日、アクア事業(水環境事業)の強化拡大を図るため、ウェルシィ(本社・東京都千代田区、福田章一社長、資本金3億7350万円)の過半数の株式取得を完了し、連結子会社化したと発表した。

ウェルシィは、1985年の設立。主に地下水を飲料水に変える地下水膜ろ過システムの設計、製造、販売およびメンテナンス事業を展開してきた。同社は、日本国内の病院・スーパー・百貨店、ホテル、工場など約1000件の導入実績があり、業界でトップシェアを有している。

三菱レイヨン・グループは、中空糸膜を用いた活性汚泥法による下排水処理分野には多くの実績を持つが、中空糸膜の提供に限られていた。今回、ウェルシィを傘下に収めることで、地下水膜ろ過システムへ事業領域を拡大し、水処理事業全体を見据えたバリューチェーン構築を進めることが可能になった。