2014年01月07日
JFE環境、低濃度PCBの廃棄物処理事業化へ
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:JFEスチール

JFEエンジニアリングの100%子会社でプラスチックリサイクルなど専門のJFE環境(本社:横浜市、川田仁社長)は7日、低濃度ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の無害化処理で大臣認定を取得したと発表した。今後横浜市都市計画審議会の承認を経て事業化に着手する。

PCBは以前は高圧トランスや高圧コンデンサなどに使用されていたが、有害なため現在は使用を禁止されている。過去に使用されたものも法令で無害化処理が義務付けられているが、処理の可能な事業所は高濃度PCB廃棄物で特殊会社(日本環境安全事業会社)1社のみ、低濃度PCBの場合も全国に12事業所しかなく、ことに首都圏の場合は2カ所しかなく処理能力の不足が課題となっていた。

こうした中、JFE環境はこのほど、横浜市鶴見区に保有する「横浜エコクリーン工場」が低濃度PCB処理の認定を取得した。

「横浜エコクリーン工場」は、工場建屋面積が約1750平方メートル。焼却炉と灰溶融炉各1基、62,000トン/年の産業廃棄物処理能力を有する。無害化条件は850℃以上(2秒以上)での焼却。