2014年01月21日
三菱樹脂、インドネシアに透湿性フィルム設備
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱樹脂

三菱樹脂は21日、微多孔透湿性フィルム「KTF」(商品名)の製造ラインをインドネシアに新設し、事業展開すると発表した。投資額約15億円で、ポリエステルフィルムの現地子会社であるMC PETフィルム社のメラク工場内に年産2億4000万平方メートルの製造ラインを新設する。営業運転開始は2015年上期の予定。

「KTF」はポリエチレンに炭酸カルシウムを加えて加工した自社開発による微多孔、透湿性のフィルムで、紙おむつのバックシートなどに使用されており、今後は経済成長に伴い、需要の伸長が見込まれている。

三菱樹脂にとっては、水島製造所(岡山県倉敷市)、台湾(太洋製膜)に次ぐ第3の「KTF」製造拠点となる。


【PT. MC PET FILM INDONESIAの概要】
◇本社 :インドネシア ジャカルタ
◇工場 :インドネシア メラク
◇事業 :ポリエステルフィルムの製造・販売
◇資本金:75百万USドル(三菱樹脂97.9%保有)


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1390272695.pdf


透湿性フィルム「KTF」

PT・MC PETフィルム社全景