2000年11月14日
POフィルムの出荷、9月は前年の1%減に
L-Lフィルムは引き続きわずかながらも前年超え
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合

 日本ポリオレフィンフィルム工業組合が14日に集計したところによると、インサイダーの9月における同フィルムの総出荷数量は7万1,204トンとなった。前月に対しては例年の季節変動パターン通りに8.6%増の高水準となっている。しかし前年同月比は99.0%とわずかながらもマイナス成長に終わっている。
 品種別の実績は、LDPEフィルムが前年同月比101.0%の4万7,666トン、HDPEフィルムが同95.2%の2万768トン、IPPが同93.9%の2,770トン。この中ではHDPEフィルムが引き続き低迷している点が目を引く。これには、安価な輸入品の拡大が大きく影響していると見られる。
 反面、LDPEフィルムのうちのL-LDPEフィルムは前年をわずかながら上回っている。一般包装用は1万6,911トンで前年同月比99.9%にとどまったが、農業用が2,253トンで同108.6%となり、トータルでは同100.9%の1万9,164トンとなった。同フィルムの場合は、累計も前年同期比101.8%の16万7,337トンと一応のプラス成長となっている。うち一般包装用は同102.0%の14万3,537トン、農業用が同100.7%の2万3,800トンである。

http://www.c-nt.co.jp/data/po/2000film.html">2000年ポリオレフィンフィルム出荷実績(表)