2014年03月27日
旭化成メディカルのウイルス除去フィルター、大河内技術賞
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:旭化成メディカル

旭化成メディカル(本社:東京都千代田区、柴田豊社長)は27日、「ウイルス除去フィルターの生産技術と市場の確立」が第60回大河内記念技術賞を受賞したと発表した。26日、東京・丸の内の日本工業倶楽部で贈賞式が行なわれた。

今回の受賞は、再生セルロース中空糸ろ過膜を用いてウイルス分離除去性能の優れたフィルター(製品名「プラノバ」)を開発し工業生産技術を確立したこと、またこれにより血漿製剤やバイオ医薬品メーカーの医薬品生産や品質向上に貢献してきたことなどが評価された。

膜によるタンパク質とウイルスの分離方法には分離の確実性、有用タンパク質回収の効率性、対象ウイルスに対する制約排除などの性能があり、現在世界各国で使用されている。