| 2000年11月13日 |
| SM、欧州市況も下落傾向~レプソル新設備の稼動などで余剰感 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
欧州のSM(スチレンモノマー)市況は、先頃スペインのレプソルYPFの新設備稼働などもあって下降している。このため今後は、米国と同様欧州もアジア市場に玉を持ってくる可能性が出てきた。 欧州のスポット価格(FOBロッテルダム)は、トン当たり760ドル前後となった9月上旬から下がりつづけており、11月に入って580~600ドルとなっている。これは、今春の稼動を予定していたレプソルの新設備がここにきて正常運転になりつつあること、また今夏からBASELLポリオレフィンズ(旧ROW)が休止していた設備のうち1系列20万トン設備を再稼動させたことのほか、SABICの第2期50万トン設備も稼動を開始するなど、欧州市場への供給が増加したことによるものと見られている。すでに米国は誘導品需要の冷え込みからアジア市場に玉を持ち込むケースが出ている。現在は米国のSMメーカーは各社とも15%前後の減産を実施しているが、それでも毎月3万トン前後のSMがアジアに向かっているのが現状。 アジア域内の大手ユーザーが、米国からの玉を全量買い取ったなど、市況の下落を防ごうとする動きも出ているもようだが、今後欧州メーカーが行き場の無くなった玉をアジアに持ち込むことになれば、アジア市況のさらなる困難は避けられず、先行きを懸念する声が出ている。 |