2000年02月03日
PETボトルのリサイクル設備が拡大の見通し
東京に大型新設備、三重では倍増設が計画
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:PETボトルリサイクル推進協議会

 使用済みPETボトルのリサイクル(再商品化)能力が4月以降各地で大幅に拡充される見通しとなってきた。
 PETボトルリサイクル推進協議会と荏原製作所との共同出資会社の「東京ペットボトルリサイクル」が年8,000トン能力のリサイクル工場を3月末に東京都江東区に完成するのに続き、春から秋にかけて既存の中・大型リサイクル企業が相次いで工場の増設・増強工事に踏み切る見込みにある。
 先発企業の増強計画の中では、「西日本ペットボトルリサイクル」による現在の8,000トンから1万1,000トンへの能力アップ、「よのペットリボトルリサイクル」の現有の8,000トンから二倍の1万6,000トンへの拡大などが目を引く。
 厚生省では、平成12年度のPETボトルの分別収集量が10万3,000トンになると予想している。一方のリサイクル能力は現時点では不足気味といわれているが、こうした新増設が完工するとバランスが取れると見られている。