2014年04月17日
味の素、パキスタンに現地事務所、本格市場展開
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:味の素

味の素は、イスラム圏での事業規模拡大を図るため、7月にパキスタン・イスラム共和国(パキスタン)のラフォール市(パンジャーブ州の州都)に事務所を開設すると16日発表した。2015年の法人設立を見据え、現地調査と調味料「味の素」の広告・販売活動支援を開始する。

同社は、パキスタンで1970年代から「味の素」の輸入販売を開始した。現地市場は、直近5年間で年率15%の成長を見せ、今後も継続的な成長が期待できる。

パキスタンの人口は現在約1.8億人。2050年には約2.75億人に増加するとみられている。中小規模の小売店が集まる伝統市場が多く加工度の高い調味料や加工食品への製品展開が可能。今後、市場の拡大加速を図る方針だ。