| 2014年04月23日 |
| プラ循環協調べ 廃プラ排出量、全業種で減少 |
| 【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:なし |
プラスチック循環利用協会は23日、5年ごとに実施する産業廃棄物大規模調査「第4回産業系廃プラスチックの排出・処理処分に関する調査報告」結果を発表した。 それによると、2012年度の業種別(7業種)廃プラ発生量は、全ての業種で減少し、全体でも過去4回の調査の中で最も低く、企業の排出削減努力の成果が表れたとみている。業巣別の廃プラ発生量割合をみると、プラスチック製造業が32%を占め、次いでパルプ・紙・紙加工品23%、化学工業12%、電気機械器具11%などとなった。樹脂の種類別では、熱可塑性樹脂が80%、複合樹脂・素材が16%、熱硬化性樹脂が4%となっている。 有効利用率は、第1回調査の60%から、83%、94%、95%と着実に増加しており、業巣別では、5業種(化学工業、プラスチック製品製造業、電気機械器具製造業、輸送用機械器具製造業、パルプ・紙・紙加工品製造業)で90%以上となった。 樹脂別の有効利用率は、熱硬化性樹脂以外の全ての樹脂で90%以上を占めた。汎用樹脂とPETは再生利用(マテリアル・リサイクル)が多く、その他の樹脂はサーマル・リサイクル(固形燃料・セメント工場)が多いことがわかった。 |