2000年11月10日
中部通産局、日本油脂武豊工場の操業停止命令一部解除
3ヵ月半ぶり、「無煙火薬」関連施設は除く
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本油脂

 中部通産局は10日、日本油脂武豊工場に対する操業停止命令の一部を解除した、と発表した。
10月27日の事故調査委員会の中間とりまとめを踏まえ、同社から提出された解除申請、および「事故再発防止と保安の確立」についての添付資料を検討、さらに10月30日から11月8日まで同工場の立入り検査を行っていた。
 この結果、同工場の保安体制、管理システム、教育など、管理防止体制が的確に改善されたと判断、「無煙火薬以外の製造施設」について一時停止命令を解除した。これにあわせて、廃火薬類の焼却処理等安全確保に必要な施設についても一時停止命令を解除した。しかし今後も適当な時期に立入り検査を行うなど、実施状況を確認していくとしている。
 同工場で無煙火薬工場の爆発事故が発生したのは8月1日だったので3ヵ月半ぶりの停止命令解除となる。無煙火薬関連施設を除く施設は工場全体の約半分になるという。