2014年05月20日
産総研、シリカから有機ケイ素原料の効率的合成に成功
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:産業技術総合研究所

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は20日、NEDOプロジェクトで産業技術総合研究所が、自動車用部材や太陽光発電用部材などさまざまな用途に使用される有機ケイ素材料の原料として有望なテトラアルコキシシランを効率的に製造する技術の開発に成功したと発表した。

シリカ(二酸化ケイ素)とアルコールの反応によって、従来の金属ケイ素を経由する製造工程が不要となり、地球上に豊富に存在する砂から有機ケイ素原料を直接製造することが可能になったことを示す。

この成果により、高機能な有機ケイ素部材の製造を省エネルギー化することで、同材料を用いた多様な製品の低コスト化に寄与することが期待される。