2014年05月27日
日本化学会、会長に榊原・東レ会長が就任
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:東レ、日本化学会
榊原定征会長

日本化学会は26日の定時社員総会および理事会で、任期満了の玉尾晧平会長の後任に榊原定征・東レ会長を選任し、同日就任した。任期は、2年。榊原新会長は、次期日本経済団体連合会会長に内定しており、兼任となる。

新会長に就任した榊原会長は同日、東京・お茶の水の化学会館で記者会見し、「グローバル化の推進と、イノベーションにより化学の世界トップを目指したい」と抱負を語った。
また、具体的な目標として、「国際化の推進、日本化学会の学術誌を世界トップ水準にする、産学官連携の推進、グローバル化の推進、世界有数の化学会にすること、組織基盤の強化の6つの課題に取り組みたい」と強調した。
また、日本経団連会長との兼任については「今から60年ほど前に日産化学工業の石川一郎社長が日本化学会の会長時代に初代経団連会長に就任した先例があり、今回は2例目だ」としたうえで、「今回、日本化学会もバックアップ体制を敷いてくれるというので、兼任はこなせるだろう」と語った。