2014年06月25日
協和キリン、くる病を対象とした相臨床試験結果を発表
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは25日、現在開発中の抗FGF完全ヒト抗体(KRN23)成人X染色体遺伝性低リン血症性くる病を対象にした第1/2相反復投与試験の結果を第16回国際内分泌学会議・第96回内分泌学会議に報告したと発表した。

同試験は、米国及びカナダで行われた多施設共同オープン用量漸増反復投与試験で、成人くる病患者に対する反復投与時の安全性及び有効性を検討するために実施した。28人の対象患者に対し、4カ月間皮下投与した。

その結果、同剤投与による身体症状の改善が認められた。安全性についても確認された。
同社は、同剤の開発、販売に関して、ウルトラジェニックス・ファーマスーティカル社と協業及びライセンス契約を締結している。協和キリンと同社は成人患者と並行して、欧米では小児XLHを対象にした臨床試験を今年中に開始する計画を進めている。