2014年06月30日
田辺三菱、鹿島工場を沢井製薬に譲渡
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:田辺三菱製薬

田辺三菱製薬は30日、連結子会社である田辺三菱製薬工場(本社:大阪市中央区、蔵岡悟社長)が閉鎖する方向で検討していた鹿島工場(茨城県神栖市、従業員258人)を沢井製薬に譲渡することで合意し、基本合意書を締結したと発表した。鹿島工場の従業員は、沢井製薬に転籍する予定。来年4月1日付で譲渡する。

田辺三菱製薬は、「事業・構造改革の加速化」の一環として、製造拠点の集約や再編を図り、グローバルレベルの新薬供給体制の整備と環境変化に強い効率的な生産体制の構築に取り組んできた。
国内製造拠点は昨年8月、小野田工場(山口県)と吉富工場(福岡県)の2拠点に集約する方針を発表、その他の製造拠点は2017年までをめどに再編を進めるとしていた。

鹿島工場は、1978年の操業開始以来、固形製剤及び注射剤の供給工場として運営してきた。ジェネリック医薬品を中心に成長が期待される沢井製薬に同工場を譲渡することが得策と判断した。工場譲渡後も田辺三菱は製品製造を沢井製薬に委託する。


ニュースリリース
http://www.mt-pharma.co.jp/release/nr/2014/pdf/MTPF140630.pdf