2014年07月02日
13年のEPSリサイクル率 88.3%で過去最高を更新
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

発泡スチロール協会(JEPSA)は2日、発泡スチロール(EPS)の2013年リサイクル実績を発表した。それによると、リサイクル率は88.3%(2012年実績は87.4%)で、過去最高だった2012年のリサイクル率(87.4%)を0.9ポイント上回った。

2013年のEPS出荷・再資源量は、EPSビーズで前年と同一の13万9300トン(国内品12万2500トン、前年比0.3%減、輸入品1万6700トン、同2.5%増)だった。回収対象量は、全出荷量から耐久消費材として排出されない2万5000トンを差し引き、家電包装材などの輸出入差の入超分1万4400トンを加えて、合計12万8700トン(前年比1500トン減)となった。

また、調査の結果、EPSの有効利用量は11万3600トンとなった。全リサイクル率は88.3%で、このうちマテリアルリサイクルは56.40%(前年は56.80%)とわずかに減少したがサーマルリサイクルは31.90%(同30.60%)と前年を上回った。

同協会では、リサイクル率の目標値を決めていないが、「90%台に乗せるのはかなり難しい」(天地秀介会長=カネカ常務執行委役員)とみている。