2014年07月02日
協和キリン、米リアタ社の腎臓病薬、第2相臨床再開
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは2日、米国リアタ ファーマシューティカルズ社(本社・テキサス州)から導入した低分子化合物バルドキソロンメチル(開発番号:RTA402)について、今後の国内での開発方針を決定し、新たな第2相臨床試験を開始すると発表した。

これは、リアタ社が米国・欧州・カナダ・オーストラリア・中米で行っていた2型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者を対象とした第3相プラセボ対照比較試験の結果から、同剤による心血管イベントとくに心不全の発現リスクが確認されたため、協和キリンは昨年11月、第2相臨床試験の中止を決定していた。

その後、協和キリンは第3相プラセボ試験データを詳細に分析した結果、第2相試験を継続することを決定した。