2014年07月08日
田辺三菱、日本初の過敏性腸症候群の改善薬発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:田辺三菱製薬

田辺三菱製薬は8日、OTC医薬品(一般用医薬品)として日本で初めて「過敏性腸症候群(IBS)の再発症状改善」の効能を取得した「セレキノンS」(要指導医薬品)を7月10日から九州・沖縄地区の薬局・ドラッグストアで新発売すると発表した。

「セレキノンS」は、同社が開発したトリメブチンマレイン酸塩を配合するOTC医薬品で、腸の運動を調節することにより、ストレスによって繰り返す下痢や便秘といったIBSの症状を改善する。IBS患者にセルフメディケーションにおける新しい治療の選択肢を提供し、QOLの改善に貢献する。

同社は、薬剤師による購入時の情報提供をサポートするほか、ブランドサイトを通じて適正使用のための情報発信を行う。8月からは福岡県を中心にテレビCMの放映や交通広告を実施し、疾患啓発に努めていく方針である。