| 2014年07月16日 |
| 住友化学、新規種子処理用農薬を米国で発売 |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
住友化学は16日、殺菌剤エタボキサムを含有する大豆向け新規種子処理用農薬「INTEGO・SUITE System」(インテゴ・スイート システム)を、100%子会社のベーラントU.S.A.社を通じて米国で発売すると発表した。 種子処理用農薬とは、種子を植える前に農薬をコーティングすることで畑への農薬散布回数や量を減らし農作業の省力化につなげる方法のこと。農業の大規模化に伴い、このところ米国を中心に急速に普及が進む。 「インテゴ・スイート システム」に含まれるエタボキサムは、野菜類に発生しやすいべと病などの防除に殺菌剤として効果がある。また同システムには、殺虫剤成分のクロチアニジンも含まれるため、殺菌・殺虫両方の効果を発揮することで作物の収穫量向上に貢献する。 米国では、すでに登録取得済みのクロチアニジンに加えて今回、エタボキサムの登録を取得した。今後はブラジル、アルゼンチンなどの南米やベトナム、インドネシアなどのアジア地域で両農薬成分を中心に種子処理用農薬事業をグローバル展開していく方針だ。 【ベーラントU.S.A.社の概要】 (1)会社名: Valent U.S.A. Corporation (2)所在地: 米国カリフォルニア州ウォールナットクリーク市 (3)資本金: 150 百万USD (4)出資比率: 住友化学100% (5)社長 : Andy Lee (6)設立 : 1988 年4 月 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1405476493.pdf |