2014年07月24日
協和キリンの小児くる病治療薬 欧米で第2相臨床開始
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは24日、現在開発中の抗線維芽細胞増殖因子23(抗FGF23)完全ヒト抗体KRN23の小児X染色体遺伝性低リン血症性くる病を対象にした欧米での第2相臨床試験をウルトラジェニクス・ファーマスーティカルとの協働により開始したと発表した。

同剤は、協和キリンが創製した抗FGF23完全ヒトモノクローナル抗体で、尿細管でのリンの再吸収を増加させ、血中リン濃度を増加させる作用を有する。
今回の臨床試験は、5-12歳の小児患者30人を対象にして、投与量や投与方法、安全性プロファイルを検討する。
実施地域は、米国、英国、フランス、オランダの4カ国。