2014年08月07日
三菱樹脂、長岡で植物工場の野菜を本格販売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱樹脂

三菱樹脂は7日、長浜工場(滋賀県)内の太陽光利用型植物工場で栽培した野菜に「ヴエルデプラス」というブランド名をつけ、本格販売することにしたと発表した。

長岡工場には、子会社三菱樹脂アグリドリーム社が開発・販売中の太陽光利用型植物工場があり、これまでサラダほうれん草などを栽培して社内販売してきた。農薬を使用せず、衛生管理も行き届いている。安全で新鮮、おいしいと、社員や家族の間で好評なため、「ヴエルデプラス」のブランドをつけて外部に売り出すことにした。「ヴエルデプラス」とはイタリア語で緑の意味。

「本来は、植物工場をシステムとして販売していくのが仕事ですが、長岡工場では障がい者雇用につながるところから野菜の収穫にも力を入れてきました」(広報・IR室)。

今後、近くの飲食店などから順次“販路”を広げていくが、植物工場として採算見通しは立っているようで、2015年までの黒字化をめざす。