2014年09月01日
住友化学、コメの生産・販売事業を開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は1日、来年度から自家栽培によるコメの生産・販売事業に本格参入すると発表した。一部試験販売を行なってきたが、好評なため2015年度から本格展開する。
ブランド名「光の栖(すみか)」とし、数年内に100億円の売上げをめざす。

住友化学はこれまでコメ生産者への種子や農薬・肥料の提供などを行ってきたが、今後は直接コメの生産・販売を開始する。新たにコメ品種を取得、その研究開発体制も構築する。
また、植物ゲノムセンター(本社:茨城県つくば市、美濃部侑三社長)から良食味と多収性のあるコメ品種や関連資産を取得し、コメの研究開発体制を構築する。試験栽培は既に開始しており、今秋には試験販売の予定。

住友化学は今後、生産者や流通関係者との信頼関係を構築しながら、「食味など高品質と低コストを両立させた稲作」を追求し、日本の農業の競争力強化につなげていく考えだ。

なお化学業界では、三井化学がすでに子会社三井化学アグロを通じてバイオテクノロジーを生かしたハイブリッドライス「みつひかり」の生産・販売に乗り出している。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1409555496.pdf