2014年09月05日
伊藤忠など、サウジの海水淡水化 リハビリ工事受注
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:伊藤忠商事

伊藤忠商事と、熱交換機大手のササクラ(本社:大阪市、笹倉敏彦社長)は5日、サウジアラビアの現地子会社アクアパワー・ササクラ(本社:リヤド市=APS)が、アルジュベール地区における海水淡水化プラントのリハビリ工事を受注したと発表した。サウジアラビア海水淡水化公団(SWOC)から受注した。受注金額は142百万サウジ・リヤル(38億円相当)で、この種の工事としては大型となる。

プラントのリハビリ工事は、低コストで、プラントの寿命(通常20~25年)を15年以上延命できる。今回受注したアルジュベール地区の海水淡水化プラントは、1984年に石川島播磨重工業(現IHI)が建設。日産23,500トンの造水装置10系列(合計235,000トン/日)からなる多段フラッシュ型の海水淡水化プラント。受注により、主に伝熱管などの取替えや蒸発器内の抽気構造改造を行う。工期は約3年の予定。