2014年09月30日
味の素、タイの工場にバイオコジェネシステム導入
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:味の素

味の素は、うま味調味料「味の素」を生産するタイの基幹工場(タイ味の素アユタヤ工場)に同社グループでは初めて再生可能エネルギーであるもみ殻を燃料とするバイオマスエネルギーコジェネレーションシステムを導入すると発表した。

投資額は12.5億バーツ(約40億円)で、今年12月に建設に着手し、2016年2月に試運転を終了させ、2016年3月に本格稼働する予定である。

味の素グループ全体の2013年度CO2排出量は約220万トンで、その82%を海外工場の排出量が占めている。とくに、経済成長が著しく、今後も事業成長が見込まれる東南アジアでのCO2排出量の増加抑制は重要な課題になっている。
今回のバイオマスコジェネレーションシステムの導入により、1年間に排出するCO2量の2.7%に相当する約6万トンが削減される。また、コジェネレーションシステムの導入により、工場で使用する電気の4分の1を自家発電する予定で、今後予想される購入電力価格の高騰リスクを緩和し、停電時の機会損失リスクを低減することが可能になる。