2014年10月08日
国際帝石、ブラジル南東沖に良好な油層を発見
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:国際石油開発帝石

国際石油開発帝石は8日、ブラジル南東沖エスピリトサント堆積盆(BM-ES-23鉱区)試掘井で新たな油層を発見したと発表した。

鉱区は、ブラジル南東部エスピリトサント州沖合約115キロに位置し、水深1,800~2,000メートルの大水深域。

国際帝石は子会社のINPEX Petroleo Santos を通じて同鉱区の15%の権益を持つ。オペレーターのペトロブラス社(65%)、パートナーのシェル社(20%)と共同保有。

今回掘削では、深度3,550メートル付近での物理検層(注)および地層流体の採取によって、良好な油層が確認された。今後は、同坑井で得られたデータを解析するとともに、さらに深度約4,500メートルまで掘削を進め、新たな原油・天然ガス生産の可能性について調査する。


【用語の解説】
■物理検層とは:坑井内に測定器を降ろし、坑井周辺の地層内の密度や孔隙率等を計測する作業のこと。