| 2000年10月27日 |
| スチレンモノマー、アジア市況はユーザーの様子見で下落 |
| 米国やブラジルの玉流入が影響~底値は650ドルとの見方も |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
SM(スチレンモノマー)のアジア市況の下落が続き、ついにトン当たり700ドルを割り込んでいる。アジア域外からの玉の流入が影響し、底値を見極めたいと考えるユーザーが多く、様子見の状態が続いている。ただし、650ドルを底値とする意見もあり、その後は中国を中心に買いが入り反転すると見られている。 アジア市況は、9月末に820~830ドルまで上昇した後、10月初めの中国の国慶節の休み中は下落したものの、休み明けから再び上昇すると見られていた。しかし、米国からアジアに向けて数万トン単位の玉が入ってくるという情報が伝わると、先安感からユーザーが様子を見る展開となっている。さらにブラジルのINNOVAからも1万2,000トンの玉がアジアに入ってくるなど、ユーザーの不安感を煽る状況が続いている。 米国では、数社が定修を実施していたため定修明けに需給がタイト化するという見通しがあったが、SM誘導品の需要がやや落ち込んできていることなどから、結果的に需給が緩んでおり、余った玉がアジアに流れ込んできているのが現状。また中国でも市況に対する不安感から、在庫を極力抑える動きが出ており、実質的に需要が盛り上がらない状況にある。 こうしたことから、アジアの市況はさらに下落すると見られているが、「中国のユーザー達は、650ドルが底値と考えているようだ」(市場関係者)とも言われており、現在では650ドルまで下がった後の反転を期待する声が強まっている。 |