2015年01月23日
14年の可塑剤生産 前年割れ、輸入品影響大きく
【カテゴリー】:実績/統計
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可塑剤工業会が23日発表した12月の生産、出荷実績によると、主力のDOPの生産が前年を大きく下回った。
1~12月の合計生産量もDOPは前年比94%の12万3000トン弱と過去10年間で最低となった。
業界では「可塑剤の国内需要自体は25万トンで変わっているわけではないが、大震災直後から輸入品が入るようになり、数量も増えて年間5~6万トンと内需の25%を占めるようになった。その分生産量が減った」と、輸入品の増加を低迷理由の第1にあげた。DOPは韓国、DINPは中国からの輸入が多いという。

【2014年12月需給実績】(単位:トン)カッコ内は前年同月比%
<生産>
(フタル酸系)
◇合計    14,651 (78)
・DOP     8,575(65)
・DBP       64(116)
・DIDP       0(ー)
・DINP    5,977(123)
・その他      35(5)
(アジピン酸系)
◇生産計    1,170(89)

<出荷>
(フタル酸系)
◇合計    16,117 (95)
・DOP     9,764(94)
・DBP       83(78)
・DIDP      209(73)
・DINP     5,405(97)
・その他     656(111)
(アジピン酸系)
◇出荷計   1,211(96)

【2014年1~12月年計】(単位:トン)カッコ内は前年比%
<生産>
(フタル酸系)
◇合計   200,958 (99)
・DOP    122,854(94)
・DBP     1,049(98)
・DIDP     3,219(102)
・DINP    65,105(108)
・その他    8731(104)
(アジピン酸系)
◇生産計    15,631(107)

<出荷>
(フタル酸系)
◇合計    194,630 (95)
・DOP    118,371(92)
・DBP     1,171(89)
・DIDP     3,079(94)
・DINP     63,845(101)
・その他    8,165(106)
(アジピン酸系)
◇出荷計   15,548(96)


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1421994903.xls