| 2015年02月12日 |
| 横浜ゴム、岩手県大槌町で4期目の植樹会開催へ |
| 【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:なし |
横浜ゴムは、東日本大震災の復興支援活動の一環として5月23日に岩手県上閉伊郡大槌町で「平成の杜」植樹会を開催する。同会は大槌町が復興計画のひとつに掲げた「鎮魂の森」づくりを支援するもので、2012年の開始以来毎年開催している。 大槌町の「鎮魂の森」づくりには、横浜国立大学名誉教授の宮脇昭氏が提唱する「いのちを守る森の防潮堤」の構想を取り入れた。同構想は、東北地方の太平洋沿岸およそ300キロメートルにわたって防潮林を築くというもので、将来津波が発生した際の減災に役立つ。 また、植樹マウンドに震災によって発生した木質系がれきや土砂、コンクリート片などの土系不燃がれきを活用している特徴もある。震災がれきの活用は、がれき処理のコスト削減や焼却処理によるCO2発生を抑制できるだけでなく、苗木の発育促進にも効果がある。 横浜ゴムはこの構想に賛同し、同社が進める植樹プロジェクト「YOKOHAMA 千年の杜」で培ったノウハウを生かして2012年に大槌町でモデル植樹会を開催した。大槌町浄化センター敷地内に約300メートルの植樹マウンドを構築し、約150メートルに植樹を完了した。今回は残り 150 メートルのうち約90メートルの区域に植樹する予定だ。 「千年の杜」計画は、同社の創業100周年に当る2017年までに50万本植樹しようと2007年にスタートした。 2014年12月末までに約36万本を植樹した。 |