2000年10月24日
三菱エンプラ、PC/POM/ナイロン樹脂/変性PPEを値上げ
11月1日出荷分から国内20円/海外は200~300ドル
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:三菱エンジニアリングプラスチックス

 三菱エンジニアリングプラスチックス(MEP)はこのほど、PC(ポリカーボネート)、POM(ポリアセタール)、ナイロン樹脂、変性PPE(ポリフェニレンエーテル)の4樹脂について、11月1日出荷分から値上げを実施することを決め、ユーザーとの交渉を開始した。
 値上げ幅は、各樹脂とも全グレードを対象に、国内がキログラム当たり20円、輸出はトン当たり200~300ドル。
 値上げの理由について同社では、原油高騰にともなうナフサを中心とした原燃料価格の上昇が生産コストを圧迫していることを挙げており、コスト上昇分を転嫁するため、値上げの実施を決定したもの。
 なお同社はすでに、PBT(ポリブチレンテレフタレート)については、9月21日出荷分からキロ30円の値上げを打ち出し、交渉を開始している。すでに3割強はユーザーからの回答が出ており、早ければ今月中にも決着したい考え。