2015年02月25日
永大産業と三菱樹脂、住宅冷暖房に「エコシステム」
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱樹脂インフラテック、永大産業

永大産業(本社:大阪市住之江区、大道正人社長)と三菱樹脂インフラテック(本社:東京都中央区、佐々木真人社長)の両社は25日、太陽熱や廃油などで温水をつくり、熱エネルギーを冷暖房システムとして住宅内に取り込む蓄熱フローリングシステム「エコ熱プラス」を開発したため、3月2日から本格発売すると発表した。

新システムは両社の建材設計技術と加工技術を活かして開発した。一般住宅に普及している厚さ12ミリの木質フローリングの中に約5ミリ厚のゲルシート状の潜熱蓄熱材を封入し、専用放熱パネルと組み合わせた、次世代型の蓄熱フローリングシステム。

潜熱蓄熱材には、融点を境に個体から液体へと相変化する際に熱を放出・吸収する働きがある。冬場は太陽熱や廃熱などでつくられた40~60℃の温水をパネル内の架橋ポリエチレン管に循環させる。夏場は室内の熱を蓄熱材が自然吸収し、温度を下げる働きをする。

両社はそれぞれ強みをもつ建材ルートや設備ルートを通じて販売する。
2020年度には両社計20億円の売上高をめざす。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1424831223.pdf