2000年10月23日
菱三商事、イスラエル社と「Xtend 」パッケージング独占契約
米国産ブロッコリーの輸入、販売で一貫配送システム確立
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:なし

 化学品、食品などの中堅専門商社、菱三商事(荻田浩社長)は、このほどイスラエルのステパック社(StePac)と、野菜などの鮮度を保つ特殊フィルム「Xtend」(エクステンド)パッケージングの導入に関する独占契約を結ぶとともに、米国カリフォルニア州で生産されるブロッコリーに適用して、日本に輸入し、最終消費地まで届ける一貫配送システムを確立したことを明らかにした。
 「Xtend 」は、ステパック社が医療用に開発したフィルムを野菜、果物などの包装用に応用したもので、PP(ポリプロピレン)フィルムをベースにしており、氷などを使わなくても長期間鮮度が保持できる特徴がある。
 ブロッコリーの場合、これまではワックスを塗った段ボールに氷とともにパッケージして冷蔵庫で運んでいたが、重量がかさむ上、段ボールなど廃棄物の処理に手間がかかっていた。「Xtend 」は、酸素や炭酸ガス、湿度を最適状態に保ちながら輸送できるため、作業効率、コスト面で有利だとしている。
 菱三商事は、包装材「Xtend 」をイスラエルから米カリフォルニア州の野菜産地に運び、現地の集配業者と組んで、日本向け野菜のパッケージングに使用、さらに日本に到着した後も最終販売業者であるスーパーなどへ直接届けるシステムを確立した。
 現在わが国のブロッコリー消費量は年間約15万トン強、このうち輸入は約9万トン、国産は6万トン強、カリフォルニア州からの輸入は輸入量全体の96%を占めている(1999年統計)。
 同社ではブロッコリー以外の野菜、果物にも利用を広げていきたいとしている。