2015年03月05日
日立化成、いちご苗のダニ防除に炭酸ガス処理システム
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:日立化成

日立化成は5日、いちご苗に寄生するハダニの防除システムとして、簡易水封式いちご苗炭酸ガス処理システム「ポリシャインSB」を開発、4月から本格発売すると発表した。

炭酸ガスを密閉できるアルミ蒸着フィルムを使用した独自システムで、いちご苗の定植前日にアルミ蒸着フィルムで形成した空間に苗を入れて炭酸ガスを注入し、24時間密閉して置くことで葉の裏の成虫や卵をほぼ完全に死滅させることができる。

一般にハダニの防除には化学農薬を散布するのがふつうだが、葉の裏までは完全に防除できない。農薬に対する抵抗性が発達しやすく農薬効果が低下する可能性があるなどの課題もあった。

同社は2014年から栃木県に限定して販売してきたが、好評なため全国展開することにした。

ニュースリリース参照
http://www.hitachi-chem.co.jp/japanese/information/2015/n_150305.html