2015年03月05日
丸紅、フランスでソルベイグループと熱電供給事業
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:丸紅

丸紅は5日、欧州化学品製造大手のソルベイ(Solvay)グループ企業とともにフランス国内に熱電併給の合弁会社を設立し、ソルベイがフランス・リヨン市に保有するポリマー工場、食品添加物工場その他の関連施設向けに熱電併給を開始したと発表した。

合弁会社はソルベイ傘下のSolvay Energy Services社及びフランス政府系企業であるCDC Infrastructureと共同出資して、2月27日付で「コジェネレーション・ベレートイレー社」を設立。資本金は非公開(3社均等出資)。

合弁会社はこのほどリヨン市ローヌ川沿いのケミカルバレーにガスタービン発電機(42.7MW)、排ガスボイラー(蒸気毎時90トン)及びガス焚きボイラー(蒸気毎時180トン)各設備を完成し、近隣のソルベイ4工場及び外部2工場向けに熱電併給を開始した。

丸紅は、2013年9月からSolvayがフランスのラ・ロシェル市に保有するレアアース工場向けに熱電併給事業を行っており、今回は同国内2件目の熱電併給事業となる。