2015年03月24日
武田薬品、米バイオ企業と新規ADC技術活用で提携
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:武田薬品工業

武田薬品工業は24日、米国のバイオテクノロジー企業、ImmunoGen社(本社:マサチューセッツ州)から、最先端の抗体ー薬物複合体(ADC:antibody-drug conjugate)技術の独占的使用権を得る契約を締結したと発表した。

同技術は、ImmunoGen社が抗がん剤の開発に活用している技術で、今回契約には新規DNA作用型IGNペイロードが含まれ、最大2つの未公開抗体ターゲットを標的とする抗がん剤の開発に活用できる。
武田薬品は追加の一時金を支払うことで3つ目のターゲットに関する権利も獲得できるオプションを持つ。

ImmunoGen社は契約一時金として武田薬品から20百万米ドル、各抗体のターゲットに対して合計最大210百万米ドルのマイルストン、さらにADC製品として販売されると一定のロイヤルティを受け取る。