2015年03月31日
旭化成、大分にウイルス除去フィルター紡糸工場新設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成メディカル

旭化成メディカル(本社:東京都千代田区 柴田 豊社長)は31日、バイオ医薬品や血漿分画製剤等の製造工程で使用されるウイルス除去フィルター「プラノバ BioEX」の紡糸工場を大分工場(大分市)に新設することを決めたと発表した。 2015年8月に着工し、2016年8月竣工の予定。

現在延岡工場で生産中だが、需要増加に対応するため大分に新工場を建設する。投資額は非公開。
工場新設により、同社の「プラノバ BioEX」のフィルター供給能力は、10,000平方メートル/年となる。

「プラノバ BioEX」は、親水化ポリフッ化ビニリデン(PVDF)製のウイルス除去フィルターで、高いタンパク質濃度領域や高圧でのウイルス除去ろ過が可能、製造ラインに設置したままで高圧蒸気滅菌(SIP)できる、などの特長を有する。欧米の大手医薬品メーカーの間でも評価が進み、今後さらに需要が高まる見通しとなったため工場の新設を決めた。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1427766015.pdf