2000年10月19日
日本GEプラスチックス、スペインのPC設備本格稼動で今後輸出は徐々に減少
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:日本GEプラスチック

 日本GEプラスチックス(GEPJ)は、スペイン・カルタヘナのPC(ポリカーボネート)13万トン設備の稼動が本格化してきたことにともない、今後輸出が減少していく見通しだ。
 GEプラスチックスは、1998年末にスペインに年産13万トン設備を建設、稼動を開始したが、設備トラブルなどにより本格稼動が遅れていた。現在はフル稼働ではないものの、徐々に稼働率が上がっており、すでにアジア市場への供給も始まっている。
 一方、GEPJは現在、中国向けなどを中心に全体の約30%が輸出向けとなっているが、スペインの設備の本格稼動、また中国(南沙、上海)やタイ、シンガポールなどアジアのコンパウンド拠点の構築が整ってきたことなどから、徐々に輸出比率は下がっていくと見ており、今後国内の販売が拡大していくことになる。