2015年04月10日
第4回APAC「新薬審査の迅速化」推進など一致
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本製薬工業協会

日本製薬工業協会は10日、9~10の両日東京で開催された第4回アジア製薬団体連携会議(APAC)で「幅広いテーマについて意見交換し、共通認識を得ることができた」と成果を発表した。

APACは、製薬協が国際製薬団体連合会に加盟するアジア各国の製薬団体に呼びかけ、アジアにおける創薬連携・協力体制を強めるため「革新的な医薬品をアジアの人々に速やかに届ける」をミッションとして、アジア主要各国の製薬12団体で2012年からスタートした国際会議。

今回は「医薬品審査迅速化と創薬オープンイノベーションの基盤づくりに向けて」をテーマにして開催された。
その結果、「今後、各国の政府機関やアカデミアを含むステークホルダーとの信頼関係を深め、さらなる連携を構築することで、ミッション達成に向けた活動を継続する」ことで合意した。

また、創薬連携ワーキンググループ(WG)では、「研究ステージにおける情報交換の場の提供、開発ステージにおけるネットワーキングの促進、創薬研究者の能力向上を3本柱として、オープンイノベーションプラットフォームを継続して構築する」ことで合意した。

規制・許認可WGでは、「APACで合意されたガイドライン並びに審査の効率化につながる共通提言に基づき、各国・地域の状況に応じた形で規制当局と新薬審査の迅速化について協議を開始する」ことで合意した。
また、第5回APACを2016年に東京で開催することも決まった。