2015年04月13日
東洋紡、6月から「次世代骨再生材」治験開始
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東洋紡

東洋紡は13日、東北大学が開発した次世代の「骨再生材料」(リン酸オクタカルシウム・コラーゲン複合体)を製品化するため、6月から歯科・口腔外科領域で治験開始すると発表した。

同社は、東北大学が開発を進めてきた「骨再生誘導材」を従来の「自家骨移植」に代わる次世代の骨再建材料であると考え、2013年から同大と共同で動物実験を行い、安全性試験や非臨床試験を実施してきた。

今回治験の準備が整ったため、主に歯のインプラントのための骨再建を対象に共同治験を開始することにした。
同治験により有効性および安全性を評価する。治験終了後は、直ちに厚労省に製造販売申請を行い、2018年度からの本格販売を目指す。将来はニーズの高い整形外科や脳外科領域への適用も検討し、神経再生誘導チューブ「ナーブリッジ」に続く、再生医療関連の新しい治療材料として製品展開していく方針だ。